セリフを言ってて「なんだか変だな〜」とか、
動いてみると「う〜ん、ぎこちないなー」など、
役者を志すかたでしたらご経験があるかもしれません。
どんなに言い方を変えても変わらない。
なんでなんだろう、どうしたらいいんだろう、といったようなこと。
以前にもお伝えしましたが、セリフがしっくりこないのは、セリフのことばかり考えているからです。
かわいく言ってみたり、かっこよく言ってみたり、
どんなに装っても、それはあくまでも声による表現であって、セリフの元になっている表現とは異なります。
この【セリフの元】というのが大切です。
例えば、「おなか空いた〜」というセリフ、
このセリフの元はなんなのかと考えます。まあ、これはわかりやすいですね。
はい。お腹がすいたという事象です。
まず身体、お腹が空いたとなってから、その後セリフがでる。ということ。
お腹がぐ〜っと鳴ってから、「おなか空いた〜」となります。
お腹のぐ〜を感じてから「おなか空いた〜」というと、本当にお腹空いてる人に見えるんです。
これがセリフの元の大切さです。
ということは、当然動きも一緒です!
元があって初めて動き出しますから、何もないなか動こうとしたって、そりゃぎこちなくなります。
なんでこの人は掃除をしだしたのか?
なんでこの人は時計を気にしたのか?
全て元があってはじめて動きだします。
上っ面の表現にならないようにたくさんのことに気づけるようになりましょう!
一人でできないかたは、01のレッスンへ!
心よりお待ちしております。