壺屋演劇場かさねの支援サイトを訪れて頂きありがとうございます。

2021年8月現在、社会は未だコロナ渦であり、誰もが厳しい現実と向き合い、苦しくも必死になって生活していらっしゃいます。
そのような中、新たな劇場を創るとは何事か、多くの県民が普通の生活がままらないのに演劇とはどういうことかと、率直なご指摘をいただき、大変痛み入ります。本来であればコロナウィルスの収束を待ち劇場をスタートさせることが最善かと存じ上げます。しかしながら昨年3月よりすぐに終わるだろうと思われていたコロナウィルスは、夏になっても終わらず、冬になっても終わらず、ついには年が明けても終わることはありませんでした。いつまで待てばいいのでしょうか。そう思っていたところ、感染対策をしたこの数ヶ月の結果、映画館や演劇におけるクラスターは発生していないことがわかってきました。収容人数50%以下、大規模イベントにおいては1000人以下の場合、行政との相談がなくても開催していいと公式発表がありました。当然のことながら感染予防ガイドラインを遵守した上でのことです。

• 【厚労省HPより】
  来場者の入場時の対応
  • 以下の場合には、入場しないよう要請してください。
    1. 発熱があり検温の結果、37.5°C以上の発熱があった場合
    2. 咳・咽頭痛などの症状がある場合
    3. 過去2 週間以内に感染が引き続き拡大している国・地域への訪問歴がある場合等
• 公演会場内の感染防止策
  • 接触感染や飛沫感染を防止するため、消毒や換気の徹底、マスク着用と会話抑制等、複合的な予防措置に努めてください。
  • 座席は原則として指定席にするなどして、適切に感染予防措置がとれる席配置とするよう努めてください。
  • 場内における会話は控えていただくよう周知してください。

壺屋演劇場かさねは、コロナ渦の中生まれる場所です、ガイドラインを守ったうえで開催させていただく所存であります。劇場に立つ役者のみなさんも、みな、コロナ渦の中でも腐ることなく一生懸命学びに励んでまいりました。壺屋演劇場かさねは、夢を追い、学び、成長していく役者たちを応援しサポートする存在です。限られた人数制限の中ではありますが、スポットライトの光を浴びて勇ましく立ち、輝いている役者の姿をご覧になられますよう最善を尽くしてまいります。那覇市壺屋はその昔、演劇やうちなー芝居が活発に行われていた場所です。現在、歴史のある場所が次々に失われつつあります。壺屋演劇場かさねのある場所にも歴史があります。先人が積み重ねてきた情熱を受け継ぎ、より輝かせていくことが今の時代に生きる人の使命と捉え、精進してまいります。コロナ渦というご時世のなか大変恐縮であり、このようなご無理をお願いをするのは忍びないのですが、『共に乗り越えていく』を合言葉に、ご支援ご協力のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。
壺屋演劇場かさね　西平寿久